アシュトン・ティサーナ(20歳・重戦士)

 

通称アッシュ。髪の色は紫がかった銀、瞳の色は空色。

辺境の村クレイ出身。家業を継ぐことに反発して家出、トレジャーハンター集団に入った。武器は魔剣ラグナロク。

ある日入り込んだ遺跡で見つけた宝石に目がくらみ持ち去ろうとしたところ、蘇った魔物に襲われ命を落とすが、

「自分が蘇らせた魔物を再び封印する」というクリスタルからの条件をのみ、機械の心臓を与えられて生還する
(つまり、光の氾濫の直接の切欠を作った張本人)。

最後の戦いで仲間たちに「お前たちは生きろよ」と言い遺して敵と相打ちになる
(機械の心臓がいつ止まるか分らないという強迫観念から来た行動との説あり)。

 

セリファ・グレナデン(22歳・軽戦士)

 

通称セリー。髪の色は漆黒、瞳の色は薄墨色。左目を眼帯で隠している。

バンディーラ公国王直属の部隊「暁の騎士団」の元団長。

「炎の戦乙女」という異名で数々の武勲をたてるが、国王謀殺未遂の汚名を着せられて逃亡。
追い詰められたとき、闇のクリスタルの光に包まれて啓示を聞く。

光の氾濫を食い止めたあとは剣を捨て、自分を知る者がいない光の世界で孤児院を開き、平凡な人生を送る。

尖った耳だったことから「エルフの血をひいているのではないか」と囁かれてきたが、真偽は不明。

 

リセリタ・トルク(15歳・導師)

 

通称リタ。髪の色は緋色、瞳の色は左が紺碧、右がオレンジ色。

キルマ王妃ジョアンナが使用人と密通した結果生まれた不義の子。

ジョアンナの死後、彼女の存在を疎ましく思ったキルマ王によって命を狙われ、育ての親を殺される。
自身もその際に左手と右足を失い、機械の義手と義足をつける。

その後復讐のためレジスタンスに入り力をつけ、ついに王を討ち取ることに成功する。啓示を聞いたのはその直後。

光の氾濫を食い止めたあとは身につけた知識を生かして学者兼作家に転向し、同じ過ちを繰り返さないようにという警告を兼ねて自伝を書く。

 

ジルフェイド・ファゼル(14歳・魔人)

 

通称ジル。髪と瞳の色ともに茶褐色。

家が貧しく10歳から奉公に出されていたが、雇い主から性的虐待を受けそうになり、咄嗟に殺害してしまう。
逃亡中に賢者アーロンに黒魔法の資質を見出され、弟子となる。

アーロンの死後、キルマのレジスタンスに誘われリタと出会う。

最初は気性が激しかったが、仲間との出会いで徐々に変わってゆく。

光の氾濫を食い止めてから二年後、サロニア王女アリーチェと結婚(闇の戦士の中で唯一結婚した)。

その後は白魔法の研究に務め、魔法書を数十冊著すが、その中に究極魔法ホーリーを開発するヒントが記されていた。

(ホーリーが完成するのは、ジルが亡くなってから二百五十年後)

 

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